キラル分子化学研究室
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キラル分子化学研究室へようこそ

 多くの光学活性化合物は、生命を維持していく上で生体内において重要な役割を果たしている。これら光学活性化合物を得る方法としては、不斉合成が近年盛んに研究されているが、本研究室では、できるだけ簡単な方法で、できるだけ安全に、できるだけ経済的にを目的とする光学活性な生理活性化合物を得ることを目標に掲げ、ラセミ体から両鏡像異性体を分離する方法、即ち光学分割によって効率良く光学活性体を得る方法の確立を目指して研究を行っている。
 光学活性アミノ酸は、食品添加物、化粧品、農薬、医薬品等の原料として広範囲に亘って使用されており、また生理活性化合物の不斉合成におけるキラル構築剤・キラル中間体・キラル補助剤等のキラルプールとしても重要な化合物群である。
そこで、対象化合物としてアミノ酸に的を絞り、優先晶出法、置換晶出法、ジアステレオマー法、不斉転換等の光学分割を経由して光学活性アミノ酸を得、それらを原料・中間体としてさらに高次の生理活性化合物、またそれらの構成アミノ酸を合成する研究に従事している。最近では、分子内に複数のキラル中心をもつアミノ酸の全ての立体異性体の合成、さらにキラル炭素原子のみならず、キラル硫黄原子をもつアミノ酸の光学分割も試みている。
 さらに、金属錯体を用いたキラル認識、およびそれに基づいた光学分割の可能性を探索している。

 

医薬品の原料として期待される
非天然アミノ酸の一種である
D-アロイソロイシン